「老後破産」という言葉を聞いて不安に思っているんだけど…。
FP(ファイナンシャルプランナー)として今まで働いてきた経験から「老後破産」しやすい方には特徴があるんですよ。それを踏まえたうえで今からでも対策はできますよ。
・・・ということで、「老後破産」に対して解説していきますね。
○「老後破産」とは?!
老後破産とは、「退職後の年金に頼る生活に切り替わった結果、生活していくお金が足りなくなる状態で、自己破産を選択せざるを得ないような状態に追い込まれること」を言います。
金融庁が「老後資金のために2000万円必要」としたことで国民の老後破産に対する不安は一層増しました。この2000万は、老後の収入を年金のみとした場合で20~30年間の老後を生きるために必要な金額として算出されました。つまり、年金額だけで生活することは難しいことを表しています。
国民年金の受給金額は少なくなっており、厚生年金に加入しているかによって老後の受給額は変わりますが、老後を年金額だけを頼りに生活していくとすれば老後破産に陥ることになります。
参考【 セカンドライフの不足額 】
〈夫がサラリーマンで妻が専業主婦の場合〉
老後の生活に必要な資金 月額 約27万円
公的年金 月額 約22万円 ( 夫155,000円 妻65,000円 )
不足額 ( 27万円 - 22万円 )× 12か月 × 35年間 = 2100万円
○ 老後破産するとどうなるの?
老後破産をしてしまうと、日々の暮らしが立ち行かなくなります。例えば病院にも行けず、介護施設にも入居できません。 親類の世話になるか、生活保護を受給して生活を維持することになるでしょう。生活保護となれば、これまで住んでいた場所から引越しをしなければならないこともあります。
また、ヘルパーさんに何かをお願いするとしても、介護保険内で決められたことしかできません。保険外の依頼は追加負担を求められることもあります。このことから日常生活に不便を感じる方も多くいらっしゃるようです。お孫さまにお年玉をあげることも難しくなってしまうかもしれません。
では、「老後破産」の不安を解消するために今からできる対策とは何なのでしょう…?
● 老後に必要な資金を試算する!
とにもかくにもまずは老後に必要な資金を試算しましょう。
老後のために用意すべき資産は、受給される年金額・持ち家か賃貸か・交通の便の良い都市部なのかそうでないのかなどにより個々に異なります。まずは自分が老後に必要な資産を試算して、今後いつまでにいくら貯金をして蓄えておく必要があるのかを意識していきましょう。
個々により金額は異なりますので、まずはしっかりとお話をお聞きして計算します。
今すぐにでもお金のプロフェッショナルFP(ファイナンシャルプランナー)に自分自身の資金の計算をしてみてほしい!
そんな方はお気軽に ネオライフ(082-962-4235)までご相談ください!!